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スキンケア

ボディミルクとボディオイルのどちらを選ぶ?それぞれの特徴や効果的な使い方を解説

木枯らしの吹く季節になると、「体の乾燥」に悩まされる方が増えてきます。手足が粉を拭いたように白くなったり、かかとが乾燥してストッキングが伝線したりすることはありませんか?

健康な肌を保つには、体も顔と同様にお手入れが重要です。ボディケアで肌を整えることで、乾燥による肌荒れやかゆみを防ぐ効果が期待できます。年間を通してボディケアをすれば、さらに効果的です。

本記事ではボディミルクとボディオイルの違いや特徴、効果が高まるボディケアの方法について解説します。ボディケアをつい先延ばしにしている方、そろそろお手入れを始めましょう。

ボディミルクとボディオイルは何が違うの?

ボディミルクとボディオイルは、どちらも顔以外の肌を整えるためのアイテムですが、使用感や保湿力に違いがあります。

ボディミルクは乳液状で、さらりと肌に伸びるのが特徴です。ボディローションだとうるおいが物足りない・高い保湿力は欲しいけれどべたつくのが苦手な方に向いています。お風呂上りにすぐ服を着たい時や、外出前にも便利です。

ボディオイルは、コクのある使い心地が特徴のアイテム。ボディミルクよりも高い保湿力が期待でき、オイルの種類によってさまざまな効果が見込めます。しっとり感が欲しい方や、ボディミルクでも乾燥が気になる方にぴったりです。

「顔は毎日スキンケアをしているけれど、ボディケアは時々するだけ」という方もいるかもしれません。しかし、なめらかな肌を維持するには、体もしっかりと保湿ケアを行う必要があります。

腕や脚などは季節によっては服で隠れているため、紫外線の影響は受けにくいものの、顔よりも皮脂腺が少なく乾燥しやすい部位です。首は年齢が出やすいので、うるおいやハリを与えるケアがかかせません。

いつまでも若々しい肌でいるためには、体も顔と同じように丁寧にケアすることが重要です。

ボディミルクがおすすめの人

ボディミルクがおすすめなのは、伸びの良さと保湿力を重視する方です。次にあてはまる方は、ボディミルクが向いています。

  • 広範囲に素早く塗れるボディアイテムが欲しい
  • ボディローションだと保湿力が物足りない
  • べたつくのが苦手だ

ボディミルクでも、商品によって使用感が異なります。軽い使い心地のボディミルクもあれば、クリームに近い使用感のボディミルクもあるので、自分の好みにあったテクスチャーのものを選びましょう。

好きな香りのボディミルクを使えば、毎日のお手入れが楽しくなります。体からほんのり広がるボディミルクの香りに、癒されること間違いなしです。

また、ボディミルクを選ぶ場合は、配合されている成分にも注目してください。保湿重視のものやシミ予防におすすめのものなど、さまざまなボディミルクがあります。肌の状態や目的に合わせて選びましょう。

ボディミルクに配合されている成分の例

シミ・そばかす予防ビタミンC誘導体
アルブチン
トラネキサム酸
保湿ケアヒアルロン酸
セラミド
スクワラン
シアバター
グリセリンなど
エイジングケアプラセンタ
黒大豆エキス
レチノールなど
肌荒れグリチルリチン酸
アラントインなど
マッサージによるむくみケアLカルニチン
トウガラシエキスなど

そして、ボディミルクは使いやすい形状を選ぶことも重要です。ボトルタイプやチューブタイプが使いにくいと感じるなら、片手で使えるポンプ式のボディミルクがおすすめ。毎日ストレスなくボディケアを続けるには、使いやすさも大切なポイントです。

ボディオイルがおすすめの人

ボディオイルがおすすめなのは、より高い保湿力を求める方です。ボディオイルはうるおいを守る効果が高いため、乾燥対策に効果的。次のような方は、ボディオイルを使ってみましょう。

  • 粉が吹くほど肌が乾燥する
  • 体が乾燥してかゆい
  • ボディミルクにプラスして使えるアイテムを探している

また、ボディオイルはオイルによって作用が異なります。下記を参考に、自分に合ったオイルを選んでください。

オイルの種類と働き

ホホバオイル 人の皮脂に近い「ワックスエステル」を多く含む。肌なじみが良く、高い保湿効果が期待できる。ビタミンEやアミノ酸を含む。
アルガンオイルビタミンEを含み、エイジングケアにおすすめ。モロッコでしか産出されない貴重なオイル。
オリーブオイル植物性のスクワランやビタミンA、ビタミンEを含む。サラサラとしているため、マッサージにも向いている。
馬油セラミドが含まれている。人の皮脂に似た成分から構成されているため、肌への負担が少ないとされる。

べたつきが気になる場合は、1回の使用量を少なくしてみましょう。手で温めてから使えば肌になじみやすくなるため、少量で広範囲に塗れます。

そして、ボディミルク同様、ボディオイルの使用感や香りは商品によって異なります。オイルそのものは油分ですが、肌に馴染んだ後はべたつかないオイルも増えてきました。好きな使用感と香りのボディオイルなら、疲れていても使いたくなるはずです。

ボディケアの効果を高めたいなら

せっかくボディケアをするなら、効果を実感したいですよね。ボディケアの効果を高める方法を4つ紹介します。

お風呂上りに使う

お風呂上がりにボディケアを行うと成分が肌になじみやすいため、効果が高まります。

お風呂の後は体が温まり、血行が良い状態です。肌も柔らかくなって、ボディミルクやボディオイルも塗りやすいはず。乾燥が気になる部分は、特に丁寧に塗ります。踵も忘れずに塗ってくださいね。お風呂から出てすぐに行えば、塗り忘れも防げます。

手を滑らせるようにして塗る

顔と同じように、ボディケアも肌をこすらないことが大切です。ボディミルクやボディオイルを手で温めてから、肌の上を滑らせるようにしてやさしく塗りましょう。

力を入れる必要はありません。肌をこすると刺激となり、かえって乾燥する可能性もあります。

心臓に遠い部分から塗る

ボディミルクやボディオイルは、どこから塗っても問題ありません。しかし、脚をすっきりさせたい時やむくみケアをしたいなら、心臓に遠い部分から塗りましょう。

例えば、脚のむくみが気になる場合は、足首から太ももに向かって塗ると効果的。立ち仕事の方やデスクワークが多い方などは、ぜひお試しください。毎日少し工夫をするだけで、脚が楽になりますよ。

乾燥が気になる場合はお出かけ前にも塗る

冬場の乾燥が気になるときは、お風呂上りだけでなく朝も塗ると乾燥対策になります。着替えるタイミングでボディミルクやボディオイルを塗るようにすれば、そこまで負担にはならないはずです。

ただし、朝にボディオイルを使う場合は、日に当たる部分は避けてください。オイルの種類によっては、シミやくすみなどの肌トラブルの原因になるおそれがあります。アルガンオイルやホホバオイルなどの酸化しづらいオイルを使うか、服で隠れる部分にのみ使うようにしましょう。

ボディケアは寒い季節だけじゃダメ?

顔だけでなく体も美肌でいるには、1年を通してボディケアが必要です。

ボディケアと聞くと、乾燥する時期にするものと思われる方もいるかもしれません。しかし、紫外線や摩擦など、体の皮膚はさまざまな刺激を受けています。特に、手足は顔に比べて皮脂の量が少なく乾燥しやすいため、要注意。サンダルを履いた時に踵がガサガサでは、せっかくのおしゃれも台無しです。

スキンケアやファンデーションのように、ボディケアも季節に合わせてアイテムを変更してみましょう。暑い時期はさっぱりしたボディローションを使えば、お手入れしやすくなります。他にも、次のような工夫をすると、美肌に効果的です。

  • 紫外線が強い時期は、美白効果のある医薬部外品の商品を使う。
  • 朝晩の気温が下がり始めたら、保湿効果の高いアイテムに切り替える。
  • むくみがひどい時は、ボディミルクでマッサージするように塗る。

肌状態や体調、季節に合わせてアイテムを変えることが、美しい肌につながります。

毎日のボディケアで美肌を目指そう

ボディミルクとボディオイルは、どちらも健康的な肌を維持するのに役立つアイテムですが、保湿力や使用感に違いがあります。ボディミルクは伸びが良く、べたつかないのが特徴です。ボディオイルは、高い保湿力を求める方に向いています。どちらも使用感や香りが商品によって異なるため、自分に合ったものを使いましょう。

また、ボディケアは年間を通して、毎日行うと効果的です。肌の状態や季節に合わせてアイテムを変えれば、お手入れを継続しやすくなります。まだボディケアをしていない方は、今日から始めてみませんか。日々の積み重ねが、未来の美肌につながります。